それはきっと妄想

まとめるのも伝えるのも苦手な人の曖昧な記録とか

2017年ライブのこと - Official髭男dismについて -

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別の出演者を目当てに行った 2016年10月2日のZIP-FM 23rd ANNIVERSARY AUTUMN SQUARE 2016で、Official髭男dismをはじめて知った。
バンド名と当時のアーティスト写真という情報だけでは、アイドルバンドなのかな?なんて印象。しかし曲が始まった途端、そう思ってしまったことを非常に申し訳なく思った。

いい!とってもいい!

音楽に詳しくない私では、彼らのジャンルが何なのか説明することができないけれど、素晴らしいのだ。ポップな音とボーカルの伸びやかで心地の良い声。披露されたのは思わず体が動くような曲だった。

(あと、どうしても見た目に注目してしまいがちな私の個人的なポイントとして、ギターの人がかわいいというのも記しておく。)

その後、発売されたシングルとアルバムを購入。
そして2017年12月2日、念願のライブへ行った。場所は名古屋ボトムライン

率直に言って、楽しい。

はじめて彼らのライブへ来た人や、はじめてライブハウスへ来た人、誰も置いてきぼりにならない。

ツアーのセミファイナルということもあり、私自身、ライブが始まるまでノリについていけるか不安だったが、そんな心配は不要だったのだ。

曲中は非常にかっこよく、MCはとってもかわいい。

ボーカル&キーボードの藤原さんの声は屋外で聞いたときよりも遥かに綺麗で迫力があり、キーボードのみでの弾き語りでは照明も相まって本当に素敵だった。(あとたまに前髪をかき上げる仕草がなんだか艶っぽかった。)
ギターの小笹さんは見せ場が多く、ポップな曲の中でも全体の印象を引き締めているよう。真剣な表情もにかっと笑った顔も魅力的。
そして体に響いてくるのが気持ち良いリズム隊。
ベースの楢崎さんはサックスも演奏できる強者。いちばんにこにこしていて、その楽しそうな笑顔を見ているだけでこちらも楽しくなる。ベースとサックス、演奏している姿はどちらもとってもかっこいい。
ドラムの松浦さんは安定していて、バンドの演奏を支えるお父さんのよう。思わず体が動く曲の要かもしれない。こちらもにこにこしていて、楽しそうなのが印象的。
あとは4人のハーモニーがとにかく綺麗。必聴である。

MCは藤原さんが主に話して、それに楢崎さんが相槌を打ってるかんじ。小笹さんは振られればしっかり応える。松浦さんは今回だけなのかいつもなのかわからないけど、受け答えがふわっとしていて「かわいい~」と言われていた。(確かにかわいかった。)
まるで同じ教室で話しているクラスメートの話を聞いているようなアットホームな雰囲気。

煽りは貶す傾向がなく、観客を褒めて褒めて盛り上げてるかんじが好印象。手を振ったり、拳を突き上げたり、ジャンプしたり、初心者もついていけるようにリードしてもらえる。観客が歌うところでは、みなさんしっかり声が出ていて、私も気兼ねなく参加できた。
(というか自然と体が動くし、声も出る。)


CD音源以上の音楽、チケット代以上の価値をしっっっかり届けてくれるライブ。楽しくてたまらない。2時間弱程度だったと思うのだけど、あたたかな空間で、本当にあっという間の時間。
夢のようだけど、さめないわけではないというのもポイントかもしれない。
Official髭男dismのライブにまた来たい!そう思える最高の時間だった。また愛知でライブがあって、それに行けるよう、ライブが終わった直後から願わずにはいられないのだ。


何も知らない私がアイドルバンド?と思ってしまった理由の1つである、Official髭男dismというバンド名には、(後付けらしいが)髭の似合う歳になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けていきたいという意思が込められているとのこと。
まだまだ詳しくない私だけれど、彼らが髭の似合う歳になっても、彼らの音楽でわくわくしていたいと思った。

ライブで聴きたいと思っていた曲を聴くことができたし、ライブで聴いたことによって更に好きになった曲もあるし、私にとってはじめてのOfficial髭男dismのライブは最高だった。


xx